昨日午後の手術は、人工膝関節全置換術(TKA)でした。
出張先の病院だったので、アウェーでの手術でした。
私は、大腿骨の遠位骨切り ⇒ 脛骨近位骨切りの順番に行います。こだわるドクターはtibia firstなのでしょうが、やはり展開が難しい症例もあるので、最近では私は大腿骨遠位骨切りを最初に施行するようにしています。
大腿骨遠位骨切りが終了した時点で、下腿を軸方向にまっすぐ牽引します。10mmのスペーサーブロックを大腿骨遠位の骨切り面に当てて、これをメジャー代わりにして脛骨近位に電気メスでラインを引きます。
このラインが脛骨近位のおおよその骨切り線になるのです。このラインは骨切り量だけではなく、意外と下腿軸に垂直になっていることが多いので骨切りの内外反の判断基準としても有効です。
もちろん、リゼクションガイドやスタイラスで最終判断しますが、目安が多いに越したことはありません。出張先のドクターにとって、初めて見る工夫だったようで評判が良かったです。
★★★ 管理人 お勧めの医学書 ★★★
初学者がTKAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です
人工膝関節置換術[TKA]のすべて−安全・確実な手術のために
アクセスカウンター
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
管理人によるケアネット連載コラム
管理人による m3.com 連載コラム
管理人による幻冬舎ゴールドオンライン連載
人気記事
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
お気に入りリンク集
記事検索
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。
利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。
当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。