昨日の午前の手術は、人工股関節全置換術(THA)でした。
特に問題の無い症例で、手術そのものは非常にスムーズの終了しました。


以前、
カップにスクリューを挿入する際に難しかった症例があったことをご報告しました。StrykerのTrident HA cupは、ガイドの向きを調整することでカップのスクリューホールの位置を変えることができます。


しかし、実際どのようにしてスクリューホールの位置を調整するのかを説明し忘れていたのでご報告します。まず術野の外で、カップホルダーのガイドに合わせてカップをシーツの上置いてみます。


殆どの機種で外方傾斜角が40-45度、前方開角が20-30度でガイドが設定されています。体軸にガイドの角度を合わせてカップをシーツの上に置きます。つまり体軸に対して、シーツ上で外方傾斜角40度・前方開角20度でカップを置くのです。


シーツの上に置いてカップの穴の方向を調整すると、寛骨臼内に設置した時のシュミレーションが視覚的に容易になります。


以前は、カップを宙に浮かして、術野を睨みながら大体このぐらいの位置にスクリューホールが来るのかなと寛骨臼とカップを見比べながら調整していました。


しかし、寛骨臼は無視してシーツの上でカップにのみ集中する方が、結果として至適位置(11~1時)にスクリューホールを設置することができることに気付きました。


手術も、シンプル イズ ベスト ですね。



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    初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    
                                    人工股関節全置換術