昨日の爪外傷の補足です。爪甲が割れたときにはアロンアルファ等の瞬間接着剤で修復しますが、接着剤の塗布方法に若干のコツがあります。


          
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 (ファミリー薬局から抜粋)



まず、割れた爪同士をぴったり合わせます。すると2つの爪の間から血液もしくは淡血清の滲出液が爪表面に漏出します。これをガーゼ等でふき取って、爪甲表面が乾いた状態にするのです。


これは、瞬間接着剤と爪甲が直接接触して固定性を高めることが目的です。そして瞬間接着剤が固まるまで数分間は爪をぴったり合わせたまま圧迫力を加え続けて待ちます。


これは、瞬間接着剤が爪甲のみを架橋して、爪床に浸潤しないようにすることが目的です。”瞬間”接着剤といえども数分間は待つ必要があるのがピットフォールでしょうか?


表面が硬化すれば出来上がりです。塗布する瞬間接着剤の量が多すぎると、爪郭にこぼれたり固着するのに時間がかかるので、瞬間接着剤の量は少なめがよいと思います。



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