昨日の午後の手術は、人工股関節全置換術(THA)でした。出張先で行う初めての手術だったので、普段以上に気を使いました。アウェーでの戦いはやはり緊張しますね(笑)。


THAにおいて手術台の種類は、カップの設置角度にかなり影響を与えます。最近はイメージ下に骨盤の傾きをニュートラルにするので、病院が変わっても設置角度のばらつきは小さくなりました。


昔はその病院での執刀記憶だけで、この病院のベットは柔らかいからカップの傾きは少なめに・・・、等の経験則に頼ったカップ設置でした。今にして思えばかなりファジーです。


手術台の特性によるカップ設置角度のばらつきは、この方法で回避できます。あと問題になるのは使い慣れた器具が無いことによる手術時間の延長です。これは事前に分からないことが多いです。


昨日の例では非常に深い術野の方だったので、大きなヘルニア鉗子がボトルネックになる器具でした。通常の鑷子では寛骨臼底に届かなかったのです。


2回目以降はそれほど苦労しないと思いますが、初回手術ではかなり念入りに下準備をすることをお勧めします。また、どれだけ下準備をしてもやり難さを感じることは覚悟しておくべきでしょう。




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                                    人工股関節全置換術