今日の午前は外来でした。
橈骨遠位端骨折の小学生の最終診察を行いました。
関節可動域は問題無かったのですが、ギプスを施行していた部分の体毛が濃くなっていました。経験上、患者さんの年齢が若いほどギプス施行部の体毛が濃くなる印象です。
今日の小学生はギプスを除去して6週間ほど経過していましたが、まだ体毛が濃いままでした。ギプス施行部の体毛が濃くなる理由は諸説あります。
私はギプスを装着することで、体毛の磨耗率が低くなることが原因だと思っています。普段の生活では服や布団などとによる摩擦があるため体毛がかなり磨耗します。
しかし、ギプスを施行することでこれらの外界からの摩擦が減少するため、体毛の磨耗率が低くなるのです。このため立派な(?)体毛がギプス施行部に温存されるという説です。
この説では、ギプスを除去してから数ヶ月もすると服や布団との摩擦によって体毛が元の濃さに戻ることになりますが実際はどうなのでしょうか?
骨癒合後も数ヶ月に渡って患者さんをフォローすることはあまり無いので、実際に体毛の濃さが元に戻るかは確認できていません。機会があれば注意して観察しようと思います。
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