先週末に講演会に出席してきたこと は昨日お話しましたが、もうひとりの演者も私の友人でした。彼とは大学1回生から偶然にも同じ下宿(共同電話+隔日しか入れない共同風呂)でした。


彼の専門は脊椎外科で、おそらく大学同級生の中では最も臨床能力が高いと思います。今回は最近の脊椎外科のトピックスについて講演しました。


脊椎外科の世界は、すごい勢いで進歩しています。人工関節外科もそこそこ進歩していますが、脊椎外科が進歩するスピードと比べるとウサギとカメのような違いがあります。


話の中でXLIF(eXtreme Lateral Interbody Fusion)とOLIF(Oblique Lateral Interbody Fusion )が出てきました。脊椎外科の世界ではホットな話題で、彼は既に10例ほど経験しているそうです。


XLIFやOLIFは、側腹部から後腹膜腔経由で椎体に到達する椎体間固定術です。後方からアプローチする従来からのTLIF・PLIFと比べて低侵襲で革命的な手術です。


彼は講演の中で、椎体にさえ到達すれば後はサルでもできる手術だと言っていましたが、もちろん椎体に安全に到達することは難しいです。


アプローチの関係で、XLIFは陰部大腿神経損傷(6ヶ月程度で軽快)および股関節屈曲筋力の低下(2週間程度で軽快)を、OLIFでは尿管損傷を併発する可能性があります。


しかしこのような術後合併症併発の危険性を考慮しても、従来法と比較して圧倒的に低侵襲な脊椎固定術なので、今後はグローバルスタンダートになる可能性を秘めています。


彼のアグレッシブに臨床をこなしている姿は関心するばかりですが、その持てる極めて高度な技術や病院の売り上げへの貢献度合に比べて年収が低いことを懇親会の場で嘆いていました。


客観的に彼の技量と売り上げ(年間5~6億円!)を正当に評価すれば、年収3000万円ぐらいでも不思議ではありません。しかし実際の年収は正当に評価されているとは言い難いようです。


酔いも手伝い少しだけ年俸交渉や資産形成の話をしました。高度な臨床能力を持つ勤務医こそ、医療以外のことにも目を向けて実戦的な資産形成法を習得してもらいたいものです。



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