今日の午前はアルバイト先で外来をしていました。
昨夜から右手関節が腫れて痛がっているという80歳台の方が受診されました。
診察すると右手関節の腫脹と高度の発赤を認めました。高度の発赤がある!ということは、化膿性手関節炎の可能性があります(偽痛風でも軽度の発赤があるケースはあります)。
これはちょっとマズイなと思いながら、単純X線と血液生化学検査を依頼しました。単純X線像ではradiocarpal joint内に石灰沈着を認めました。
更に、CRPは高値ですがWBCは正常範囲内という典型的な結晶性関節炎パターンの炎症反応です。検査結果からは、細菌性ではなく結晶性の可能性が高いのですが・・・・
この異常な手関節の発赤は何なんだ???と、じっ~と観察していると、何だか発赤に違和感を感じました。発赤の境界が比較的明瞭で、しかも形状が長方形に見えてきたのです。
「もしや、昨夜はシップを貼っていましたか?」と訊くと、「診察直前まで貼ってました ♪ 」とおっしゃられるのではないですか!この手関節の発赤、シップかぶれです(笑)
膝関節のシップかぶれは見てすぐに分かりますが、手関節は面積が小さいのでシップの長方形の形状が分かりにくい場合があることに気付きました。まだまだ修行が足りないようです。
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境界明瞭な場合は、鑑別した方がいいですね。