先日、アルバイト先のクリニックで夜診をしている際に、おもしろい発見がありました。
上腕骨外上顆炎(テニス肘)の新患患者さんを診察した後の出来事でした。
一通りの診察を行い、病名と治療方針についての説明を行いました。その後、中待合で看護師さんが病因やストレッチの仕方を5分ぐらいかけて丁寧に説明していることに気付いたのです。
これだけ丁寧に説明すると患者さんの満足度はかなり上がると思います。医師が説明することが望ましいでしょうが、多くの患者さんを診察する必要があるので現実的ではありません。
限られた医療資源を最大限活用して患者さんの満足度アップに努めているクリニックの診療姿勢を見ると、このクリニックが地域一繁盛している理由がよく分かります。
決して昔からの老舗クリニックだから繁盛しているわけではないのです。私は、数年前まで基幹病院に勤めていたので、両者の診療姿勢の違いを見ると感慨深いものがあります。
確かに医療レベルでは基幹病院と比較になりませんが、アクセスの容易さや患者さんの満足度まで含めた総合評価では、結構いい勝負をしていると思います。
病院勤務医は少なくとも外来に関しては歩合制ではありません。このため治療で結果を出すことを最優先とするあまり、患者さんの満足度は二の次にする傾向があります。
このような意識のまま開業してしまうと、集患に苦労する原因になるかもしれません。そういう意味ではアルバイト医としてクリニックで診療することはメリットがありそうです。
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何か専門的な知識や腕においての差がほとんどないのに、評判が大きく分かれている場合大体、先生の性格というか、患者に対する態度が、その評価対象みたいです。
実際に、ある先生は、すごく人気があり、いつも患者で混んでいて…ずっと同じ病院で上の立場に昇進していくのに…
別のある先生の診察はいつもガラガラで…
いつの間にか辞めて別の病院に移り…
しばらくするとまた別の病院に移っていたらしいです。
素人から見ても、開業したら繁盛しそうなのは、前者の先生でした。(個人的な勝手な感想ですが。)
あと、話が少し違いますが、歯科医院や皮膚科のクリニックなどは、受付や看護師など女性スタッフの年齢や外見が、まさに院長(男性)の好みが反映されていて…
「ああ…院長はこういう女の子達が好きなんだ…。(笑)」
というクリニックだらけです。(笑)患者同士で話していたりします。
他にも…院長(男性)は50歳近いのに…
中高年の女性には面倒臭そうにイライラしながら説明しているのに、
女子高生には甘えた声で「今日はどうしましゅたか~?」「それは大変でしゅたねぇ~。」
………………。(失笑)
患者の話をよく聞いてくれて、好みでなくても差別しない先生のいる病院が繁盛すると思います。
先生が忙しいなら、記事にあるように看護師がフォローしている病院は、患者に評判がいい、というのはわかります。
自分が患者の立場だったら?と考えると…そうですよね。