私は研修医2年目にゼロから貯蓄を始めましたが、毎日が忙しかったためお金を使う機会がほとんどなく、医師になって7年目頃には1000万円ほどお金が貯まっていることに気付きました。
この資金を利用して株式市場に参入しました。 最初に結果を出したのは2001年に住友金属工業(※ 現在は新日本製鐵と合併して新日鐵住金です)の売却で得た300万円でした。
実戦経験が無く怖いもの知らずの私は、バブルの頃に1000円だった住金株が70円とは超お買得だ!という、今にして思えば狂っているとしか言いようがない理屈で10万株(!)購入しました。
現物の1銘柄に対して10万株という大量のロットを購入したのは後にも先にも住金だけです。住金のような低位株は動きが鈍く、1日の変動幅は1~2円程度です。
しかし、ほとんどの投資資金を投入しているので身動きの取れない私は、ただただ傍観するしかありませんでした。毎日新聞の株価欄を眺めてはため息をついていました(笑)。
ほとんど値動きが無いまま3ヶ月後が過ぎた頃を境に、株価が動意付き1ヶ月ほどの間に100円まで上昇しました。 10万株を100円で売却して3ヶ月で300万円の株式譲渡益を獲得しました。
当時の私には300万円というのは目の眩むような金額だったので、嬉しくて高級すき焼き店に彼女(※ 今の妻)と食べに行ったことを覚えています。
このような経験をすると味をシメて短期売買を志向すると思いますが、私はビギナーズラックであることが痛いほど分かっていたので、株式投資の研究に邁進するきっかけになりました。
当時の住金はボロ株で倒産も視野に入る悲惨な財務状態でした。そんな会社に虎の子の資金をほぼ全額投入していたので、住金を売り切った時の安堵感が半端じゃなかったのです。
そうは言っても、何のバックグランドも無い私が資産形成するには給与所得と株式の売却益しか方法がなかったので、しばらくは短期売買を繰り返すスタンスで資金を積み上げていきました。
しかし、相場格言で「頭と尻尾はくれてやれ」と言われるように現物株式のみの場合には、株価上昇幅の1/3も取れないことがほとんどです。
そこで株価上昇の恩恵を最大限受けるために、Buy & Hold に戦略を変更することになりました。 長期保有するために倒産確率が極めて低いストック型の大型株への投資に限定しました。
バフェット流というよりも今は亡き(?)日本企業の含み益経営を手本にしています。散々叩かれている含み益経営ですが、個人的には資産形成においては王道だと思っています。
2008年頃までは、ひたすら資産を購入する一方でした。しかし、融資を受けて購入した不動産が多かったためキャッシュフローは潤沢ではなく、資産増加スピードは遅々としていました。
2008年にリーマンショックが起こってからしばらくは、ご存知のように世界中で資産のバーゲンセールが開催されました。今にして思えば本当に良い時期でした。
割安な資産を現金で取得したことがきっかけで、資産からのキャッシュフローが激増するようになりました。 やはり融資を利用している場合と比べて圧倒的にキャッシュフローが潤沢になります。
現金で購入した無担保物件からの賃料や現物株式の配当金を再投資する好循環が生まれて、資産増加スピードが加速するようになりました。
ここまでの資産増加の要因の変遷をまとめると下記のようになります。
① 資産の売買益
② 資産の含み益増加
③ 資産からのキャッシュフローの増加+再投資
私の経済的なステージによって、資産の増加要因が異なることが分かります。現在では、①は卒業して②と③の併用で資産運営に継続しています。
私の歩んだ行程は長い時間が掛かることが欠点で、一般的には実行する人があまり居ないと思われますが、忙しい医師にとっては手堅い手法だと考えています。
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