昨日は新患外来終了後に、THA術前の2名分の自己血採取&手術説明を行いました。
その後、朝に転倒して搬送された89歳の大腿骨転子部骨折の方の手術を行いました。


不安定性が強くて大腿骨近位は大腿骨頭・大転子・小転子骨片の4つの骨片に粉砕していました。一瞬ひるみましたが、やらざるを得ないのでいつものごとく当日手術を施行しました。


ネイルを大腿骨に挿入するまでは問題無かったのですが、大腿骨頚部と転子部の間の骨膜が完全に破綻しているようで、ラグスクリューのガイドワイヤーが頚部前方に抜けてしまいます。


仕方無いので、ドリルを思いっきりハンドアップして後方に転位している大腿骨頚部にガイドワイヤーの先を誘導してから、今度はドリルをハンドダウンしてなんとか骨頭に刺入しました。


股関節の拘縮が強くて健側下肢がイメージの邪魔をするため、骨折部の透視をすることさえも結構苦労しましたが、何とかそれなりの固定性を得ることができました。


家族に手術結果の説明して、医局に戻ってきたのは16時50分でした。朝からかなりの業務をこなしましたが、何とか定時までに一応の業務を終了することができました。


大学や日赤などの大規模な中核病院ではなかなかできない芸当ですが、小さな市中病院だからこそスタッフの協力も得られて、かなり効率良く業務を遂行できます。


私は生来がナマケモノなので、新規事業の立ち上げや投資計画を練るなどの頭脳を酷使する作業は、ついつい後回しにしてしまいます。


そして、このような手馴れた業務(=ルーチンワーク)は、あまり頭脳労働を伴わないので、実は私にとって絶好のストレス解消手段になっています(笑)。


これだけの量の業務を8時間の勤務時間内に全て終了すると、非常に精神的な充実感があります。このため、気持ち良く新しい1週間を迎えることができそうです。



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