昨日の夕方、懇意にしている某大手不動産会社の方とお話をしました。非公開物件の資料を何件か見せていただいたのですが、そのうちの1件が医師として非常に興味深いものでした。
この物件は、債権回収業者(サービサー)案件でした。現所有者は1年前に物件を購入したのですが支払が滞ってしまい、サービサーが債権回収を図っている状況です。
そして、何とこの物件所有者は勤務医だったのです!しかも年齢は30歳台前半だそうです。30歳台前半といえば10年目に差し掛かろうとしており、医師として脂が乗りつつある時期です。
この医師は、投資用ワンルームマンションから不動産投資の世界に入ったそうです。投資用ワンルームマンションは下図のように確実にキャッシュアウトしてしまいます。
医師のための築古木造戸建投資マニュアル から抜粋
投資用ワンルームマンションは、購入すればするほどアリ地獄に陥ります。徐々にキャッシュが回らなくなるため、次の物件こそは!と勧められるままに新規物件を購入し続けたようです。
不運だったのは、投資用ワンルームマンション販売業者の元社員がブローカー化して、その医師に取り入ってしまったことです。新規物件を紹介する毎に多額のマージンを抜いたのです。
この医師は、いよいよ資金ショートしそうになったため、その悪質なブローカーの勧めのままに表面利回り9%の2億円超の物件を購入して起死回生を図りました。
しかし、ここでブローカーにアドバイス(誘導?)されて大規模修繕を行ったことで(=もちろん、大規模修繕の業者からもバックマージン有り)、完全に資金ショートしました。
この方は自己破産され、物件はサービサー扱になりました。絵に描いたような転落劇ですが、今回は悪質なブローカーと、おそらくは某銀行の融資担当者がグルになったことが元凶です。
某銀行の融資担当者の誤算は、これほど早く(=自分の任期内)この医師が破綻すると思っていなかったことです。融資担当者の予想以上にブローカーの悪質度が高かったのでしょう。
今回の教訓は、医師であってもお金の扱い方や資産運用については最低限の知識を持ち合わせていないと、長い人生の中でどのような地雷を踏むか分からないことだと思いました。
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(無職・無資産の方は簡単でしょうけど)
あと、医者は自己破産をした場合、医師免許の停止または一時的剥奪などはないのでしょうか?
士業など資格の中には、自己破産していると免許停止事由になりそうですが・・・。