12月の後半になって、私個人的には非常に忙しい日々を過ごしています。この理由は、同じ病院に勤務する医師が12月末で転勤するため、業務が残された私ひとりに集中するためです。


医局人事のため1月から後任医師が赴任するので期間限定の忙しさです。しかし、久しぶりに馬車馬のように働く環境に身置くと、改めて「激務は人から思考能力を奪う」ことを痛感しました。


とにかく効率良く業務をこなすことを最優先するためには、立ち止まって熟考している余裕などありません。業務も新しい知見を吸収する余裕はなく、反射神経のみでこなしている状況です。


そして、疲れて帰宅するのでプライベートのビジネスを考える余裕も無くなります。たまたま、懸案の不動産は売却済みで、太陽光発電所も稼働開始したので自動運転できている状況です。


しかし、この状況が半年~1年間続くと、考えることを放棄した人間になることは必定だと感じました。これはブラック企業が労働者を過酷な環境に置くことで思考力を奪うことに似ています。


医師の場合、一般のサラリーマンよりも時給単価が高いので問題がマスクされがちなことが憂慮されます。特に30歳台の中堅勤務医などは、もっとこの問題を直視するべきだと思います。


卒後5年未満の修練を積むべき時期の医師は、とにかく馬車馬のように働くことも是だと思います。しかし、この時期を過ぎた医師が漫然と激務をこなすことは、思考停止と同義だと思います。


このことは開業医にも当てはまると思います。「経営者」として事業の新規展開を見据えたトライ&エラーに邁進している場合は理想的ですし、激務もやむを得ないでしょう。


しかし、山のように押し寄せる患者さんの診療を黙々とこなしているだけでは、零細企業の社長や自営業者と変わりません。これらとの違いは利益率の高さと資金回収の確実さのみです。


いずれにせよ、激務は人から思考能力を奪いがちなので、相当意識していないと思考停止したダメな人間になると思います。思考停止して激務をこなすことは美徳ではありません。


私の周囲でもセミリタイアしている人の方が、面白い事業を新規展開をしていく傾向にあります。彼らはゆっくり、そして十分に考える時間があるので当然と言えば当然だと感じます。


医師は業務の時給単価の高さと社会的地位の高さのために現状肯定の意識が強く、一般の方よりも思考停止に陥っている方の比率が高い印象です。あなたは大丈夫でしょうか?




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