日本リウマチ学会が発行しているニュースレター(2014.12月号)に興味深い記事がありました。
滋賀医科大学の川崎先生が執筆された「関節リウマチと食事」です。


関節リウマチ患者さんから「リウマチにいい食べ物は何ですか?」と訊かれる機会があると思います。医師サイドからすると、食べ物にこだわりは無いので適当に答えてしまいがちです。


しかし、患者さんサイドからすると、少しでも病気がよくなる食べ物を具体的に知りたいので、怪しげな健康食品やサプリメントに引っ掛かってしまう方が多いです。


食事と関節リウマチの関係について、何かエビデンスは無いのか?という疑問に答えるべく、川崎先生が下記のようなまとめをされていました。


・ 関節リウマチと食事の関連には「発症因子としての食事」と「治療法としての食事」がある。

・ 発症の防御因子は、魚・オリーブオイル・果物・野菜・アルコール・EPAやDHA 
・ 発症の危険因子は、肉・コーヒー・砂糖入り炭酸飲料

・ 治療法としての食事では、エビデンスのある疫学調査はほとんどない
・ EPAやDHA には抗炎症作用があり、発症の防御因子だけでなく臨床症状の改善効果もある


以上をまとめると、関節リウマチの治療はあくまでも薬物治療が主であることを理解していただいた上で、「肉ではなく青魚を摂りましょう」と説明することを推奨されています。


川崎先生は、「肉ではなく青魚を摂ることは、生活習慣病予防やアンチエイジングにもつながり一石二鳥となるかもしれません」 と上手に結ばれていました。なかなか参考になりますね。



       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
  初学者が関節リウマチの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    
                            関節リウマチ治療実践バイブル