昨日は、抜釘術を施行しました。
半年前に施行した手術なのですが、手術創が既に分かりにくくなっています。
このような方にイソジンドレープを貼付すると、手術創が全く分からなくなってしまいます。手術創と平行に新しく切開を加えることは皮膚の血流から考えても避けたいところです。
今まではイソジンドレープを貼付してからこのことに気付き、執刀開始時に再度イソジンドレープを創周囲のみ剥がして手術を行っていました。
しかし、何度も同じ過ちを繰り返していると、さすがの私も少しは学習するらしく、最近ではイソジンドレープを貼付する前に皮膚ペンで前回皮切にマーキングするようになりました。
もちろん、イソジンドレープではない透明なドレープを貼付することも可能ですが、皮切が分かりにくくなっている方は透明ドレープでさえも前回皮切を判断できないことがあります。
皮膚ペンでマーキングすることでイソジンドレープの清潔な術野で手術を行うことが可能となりました。非常につまらないことですが、医療はこのような小さな工夫の積み重ねだと思います。
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