今日の午前は、アルバイト先での外来でした。病院に着いた際に、常勤の先生から私がTHAを施行した患者さんが脱臼したとの連絡を受けました。


この方は術後3週間で退院されたのですが、術後6週目の先週に風呂場で転倒して脱臼したとのことでした。幸い、骨折の併発は無かったようですが、脱臼したことは結構ショックでした。


実は、私は自分の執刀例でまだ脱臼を経験したことが無かったのです。この方は術中も特に易脱臼性は認めませんでしたが、基礎疾患が特発性大腿骨頭壊死症(ION)です。


IONの患者さんは、通常のOAの患者さんと比べて拘縮が少なく軟部組織が正常に近いため、どちらかというとTHA術後に易脱臼性を有する方が多いです。


このあたりの事情を考慮しましたが、今回は不良肢位が原因ではなさそうなので、外転装具の装着等はせずに全荷重で様子を見ることにしました。


もちろん、脱臼肢位についてもう一度細かく説明しました。私たち整形外科医にとっては常識的な事柄なのですが、やはり患者さんはイマイチ理解されていないようでした。


軟部組織の修復にしばらく時間が掛かるため、2~3ヶ月は充分に注意してもらおうと思います。それにしても自分の執刀患者さんの脱臼は嫌なものですね。。。



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