昨日は、アルバイト先で夜診をしていました。
整形外科の夜診なのですが、外科の創処置の患者さんも受診されます。


昨日は背部の小さなアテロームの方がガーゼ交換で受診されました。
診察すると切開創は径5mmほどで、内部にはまだ少量の膿が貯留していました。


ただ、死腔の範囲は狭いので、これ以上切開を広げる意味は無さそうです。切開しても充分なドレナージを得られそうにないので、どうしようか少し迷いました。


ふと、いつも動物咬創で行っているドレナージ法を思い出しました。これは以前に本ブログ内でご紹介した方法で、安価で非常に有用なドレナージ法だと思います。


今回は、未滅菌の3-0 ナイロンを”こより状”にして、切開創内に差し込みました。創外に飛び出たナイロン糸を未滅菌のテープで皮膚に固定しました。



                    

                    ( 新しい創傷治療 の画像を転載)



この方法は、極めて安価かつ簡単に小さな創でも有効にドレナージできますが、動物咬創の際にしか実践していませんでした。


しかし、小さな汚染創であれば、動物咬創だけではなく感染性アテロームでも有用な方法だと思います。固定概念に囚われず、ちょっと見方を変えるだけで臨床の幅が広がりそうですね。



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