先日の普通のキシロカインで充分だった!の記事のコメントで、何故かVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)関係の質問をいただきました(笑)。


質問主の「 しがない消化器外科医 」先生は、結構勉強されている印象です。私は「 パーマネントポートフォリオ 」という概念自体を知りませんでした。


パーマネントポートフォリオとは、「株式」「金(ゴールド)」「債券」「現金」の各カテゴリーに25%ずつ投資をし、年に1回だけそれぞれが25%になるようにリバランスをする投資戦略だそうです。


この投資法が魅力的なのは、各カテゴリーの値動きがまったく異なるため、結果的に高いものを売り、安いもの買うことができる可能性が高いからです。


1970~2002年までの投資リターンは9.04%だったそうで、PRPFXというETFが上場しています。Net Assetesが4.9Bあるので、VT同様にそこそこのサイズのETFのようです。


VTは世界株ポートフォリオ、PRPFXはパーマネントポートフォリオに賭けたETFなので、全くジャンルの異なるETFですが、何となく両ETFとも所有しているだけで儲かるような気がします(笑)。


この「儲かりそうな気がする」という気持ちになるのは、「分散投資は善である」という考え方が根底にあるためで、これはまさにいわゆる「投資教育」が世に広まっている証左であると思います。


確かに「分散投資」は安全性の高い投資戦略だと思います。しかし、分散戦略のみで大成功することは非常に困難であることは、成功した投資家を観察すると理解できると思います。


W.バフェット氏やG.ソロス氏、そして日本ではB.N.F.氏など、集中投資で財を築いた方はたくさん居ますが、分散投資で財を築いた方はほぼ皆無です。


仮にVTやPRPFXで資産形成しようと思うのであれば、普通の人は「ドルコスト」方式での購入を選択すると思います。確かにドルコスト方式は「ユニット」を増やすには好都合な戦略です。


しかし、ドルコスト方式の問題点は、本当の危機時には腰が引けて「尋常でない経済状況なので、ドルコスト方式での購入は一旦中止します」という方が非常に多い点です。


世にはドルコストを投資戦略にしている方がたくさん居ます。投資系ブロガーにもドルコスト至上主義者が一定数いますが、彼らのほとんどはリーマンショック時にドルコストを中止しました。


最もドルコスト方式の真価を発揮する局面でのドルコスト中止です。これでは、単に割高な局面でのみ株式を買い漁ることになるため、良いパフォーマンスを得られるわけがありません。


確かに、VTやPRPFXなどの「分散」に強みのあるインデックス型ETFは革命的な「投資ツール」ですが、何も考えずに購入しているだけではあまり投資成果を上げることはできません。


資産形成で重要なことは、如何にしてこれらの素晴らしい「投資ツール」を利用するかです。私の場合は、超長期の逆張り戦略にしたがって、これらの「投資ツール」を利用しています。



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