外来をしていると、定期処方が切れる前に受診される患者さんを散見します。
もちろん、予約日に都合が悪くなったから受診される方がほとんどです。


原則的には、処方日数内での処方は禁止されています。しかし、杓子定規にこの規定を遵守していると、処方切れを来たしてしまい服薬のコンプライアンスが悪化します。


このため、定期処方があと1週間で終了するが、1週間後の再診がどうしても都合がつかなくなったケースでは、その旨をカルテに記載して柔軟に対応するようにしています。


通常、このようなケースで返戻が来ることは無いですが、あまりに頻回で悪質なケースでは保険者で支払いを拒否されるケースもあるそうです。


このあたりの匙加減が分からず、杓子定規に処方日数内での処方は全額自己負担になる可能性があると患者さんに説明していた時期もありましたが、少し脅し過ぎだったと反省しています。


基本的には性善説に則って医療は行われているのですから、私達もその「空気」を読んで、柔軟に対応すれば良いのだと考えています。



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 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる