外来をしていると、イレギュラーな対応をしなければならないことが時々あります。
イレギュラーな対応は医療事故の原因のひとつなので私はできるだけ避けるようにしています。
それでも、どうしても対応をせざるを得ないことがありますが、そのような時に私は「外部記憶」を利用するようにしています。「外部記憶」とは簡単に言うとコメディカルの記憶力です。
例えば、外注検査のために当日には結果がでない場合、私は看護師さんと検査技師さんに「明日、検査結果を確認したかを声掛けしてください」とお願いします。
もちろん、カルテにも確認が必要なことを記載するので、長期間にわたって完全に検査結果の確認を怠る危険性はありません。しかし、検査結果は早く知るに越したことはありません。
声掛けをお願いした看護師さんと検査技師さんは、翌日に電話で私に知らせてくれます。別に声掛けを忘れたからと言って私が怒ることは無いのですが、律義に声掛けしてくれるのです。
このため、歳のためか(笑)自分の記憶力に自信がなくなってきているのですが、大過無く外来業務をこなすことができています。
皆、意外なほど律義なので、ありがたく思いながらコメディカルの方の外部記憶を使わせていただいています。これは、ある意味でチーム医療の亜型なのかもしれません。
ただし、これは仲の良いコメディカルの方にしか通用しないと思います。関係が薄い場合には、あっさり声掛けを忘れられるリスクが高くなるので注意が必要です。
★★★ 管理人 お勧めの医学書 ★★★
初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です
整形外科研修ノート (研修ノートシリーズ)
アクセスカウンター
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
管理人によるケアネット連載コラム
管理人による m3.com 連載コラム
管理人による幻冬舎ゴールドオンライン連載
人気記事
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
お気に入りリンク集
記事検索
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。
利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。
当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。