先日、時間があったので Monthly Book Orthopaedics vol.28 No.10の 「保存治療でなおす運動器疾患」 を一読しました。その中で足関節捻挫のパートが興味深かったのでご紹介します。
獨協医科大学越谷病院の栃木祐樹先生が執筆された「新鮮足関節捻挫に対する保存的マネジメントの理論と実際」です。
この中で、足関節捻挫の外固定についてU字スプリントを推奨されていました。U字スプリントは足関節底背屈方向の制動性は弱いものの、内がえし運動に対しては充分な制動性があります。
U字スプリントのメリットは自己着脱が容易なことです。U字スプリント作製後は下腿部分のみを弾性包帯で適当に巻くだけで固定できるので一般人でも容易に固定することが可能です。
また、U字スプリントは足部の嵩が小さいので、大きめの靴であれば履くことも可能です。問題点は短下肢シーネタイプのスプリントに比べて材料が多めに必要なことです。
橈骨遠位端骨折では、U字スプリントの優位性(固定力・着脱の容易さ)を認識しつつも、短上肢シーネタイプのスプリントの2倍の材料が必要なので、私は採用していませんでした。
しかし、足関節捻挫では短下肢シーネタイプのスプリントと比べてもさほど材料が多くないことに気付きました。下記に私の足での計測値を示します。
・ U字スプリント: 60cm
・ 短下肢シーネ: 50cm
10cm程度の差なら、断然U字スプリントを選択した方がイイじゃないですか!これまで私は短下肢シーネタイプのスプリントでしたが、今後はU字スプリントに乗り換えようと思います。
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