医師は高額所得者であることが多いですが、病院経営者や多施設展開クリニックの院長以外は、開業医も含めて究極的には時間の切り売りをしているに過ぎません。


仮に年収1億円あったとしても、基本的には「ワーカー」です。自分の時間を切り売りしてお金に変えるスタイルの働き方で最も重要な資源は「時間」です。


このスタイルでは、いかにして効率良く自分の時間をお金に替えるかが重要となります。私はダン・ケネディの大量行動の原則を信条にしているため、日々大量の業務をこなしています。


同時並行的に大量の業務を処理するポイントは、「自分にしかできないこと以外は極力外注する」ことに尽きます。つまり他人の時間を使わせてもらうのです。


私は病院業務において、誰でもできることは極力周囲のスタッフに振ります。このため、私に付いてくれるコメディカルは常に動き回っていますが、私は部屋の中央でほとんど動きません(笑)。


しかし、業務を役割分担するスタイルのおかげで、外来が終了するスピードは圧倒的に早いです。このように病院においては医師しかできない業務しかしないことが私のモットーです。


そして自分のビジネスでも私は外注を多用します。最近ではクラウドソーシングを利用できるので、昔は高度と思われていた(実は思考レベルは高くない)業務であっても安価に外注できます。


例えば、自分の日給を10万円、税率50%と仮定した場合の金銭面での損得を例示したいと思います。この場合、自分の稼ぎにかかる税金を考慮することがポイントです。


・ 自分の時間を1日使って本業以外の業務を行う: -10万円×50%=-5万円(機会損失)
・ 自分は本業に集中して、5万円で外注する: 10万円×50%-5万円=0円
・ 自分は本業に集中して、5万円で外注して費用計上:10万円×50%-5万円×50%=2.5万円


以上から、最も有利であることは「自分は最も時給単価の高い本業に集中して外注費を費用計上すること」で、最も不利であることは「自分の時間を使って本業以外の業務を行うこと」です。


ちなみに今回は外注費を日給5万円に設定しましたが、外注費が10万円の場合は、5万円-10万円=-5万円となり、「自分の時間を使って本業以外の業務を行うこと」と同じ出費となります。


つまり、自分の時給単価未満で外注できるのであれば、積極的に外注することが理に適っています。このような工夫によって、限られた時間で最大限の成果を得ることが可能となります。


一方、「休日に本業以外の業務を行うのなら、外注費が節約できるので問題無いのでは?」という意見もあるかもしれません。しかし、敢えて私は外注することをお勧めします。


私たちにとって、時間は最も重要で限られた資源です。僅かな外注費を節約するために、誰にでもできる単純作業に手を染めることは自分の創造性を毀損することにつながります。


自分にしかできない高度な思考レベルの業務に集中して結果を出すことで、単純作業の外注費を余裕で取り返す流れを創り出すことが重要だと思います。



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