先日、回復期病棟に入院されている患者さんから病院食に対する要望がありました。
この方はそこそこ順調に回復していますが、年末に退院できるまでには至っていません。


このため、今年の大晦日は病院で過ごすことになりそうです。私が勤務する病院では希望者に特別食を出しますが、大晦日には当然「そば」がメニューにあります。


しかし、この方は高齢なので普段の食事形態は「きざみ食」です。このため、年越しそばを食べたくて特別食で「そば」を頼んでも、麺が刻まれてしまいます。


年越しそばはご存知のように、そばの麺が細く長いことから延命・長寿を願ったものです。せっかくの「細く長いそば」が刻まれては、長生きできない ! ことを患者さんは恐れたのです(笑)。


この患者さんの要望はもっともなので、大晦日の特別食のそばは「きざみ無し」としました。患者さんが長生きしてくれることを祈りながら・・・



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