2016年2月初旬のブログで産金株投資が終わったことをご報告しましたが、4月に入っても相変わらず金価格のラリーが続いています。
主戦場がNY株式市場なので私は起床時に株価をチェックしているだけですが、5%近く株価が上昇している日が多かったため4月は朝起きるのが苦ではありませんでした(笑)。
狂ったように株価が上昇している産金株の追い風を受けて、所有産金株の時価評価がついに200%越えを達成しました。2016.4.30時点で購入価格(USD)に対して+207.9%です。
尚、購入時の平均為替レートが1 USD=122.34 円に対して、2016.4.30時点では1 USD=106.37 円とかなり円高になっているので、円換算での含み益率は+180.7%となっています。
記録を確認すると、2013.5.15に打診買いしており、本格参戦したのは2015.8月上旬です。紆余曲折があったものの、11月頃にはユニット数が増えなくなったので実質的に4ヶ月間の戦いでした。
この半年近くは、株価の上昇を指をくわえて眺めているだけの状況です。嬉しいと言えば嬉しいですが、つまらないと言えばつまらない状況です・・・
私は金融資産投資からエンターテインメント性やギャンブル性を排除して「結果を出すこと」に集中しています。感情を排して自分の投資ルールに従って機械的なトレードに徹しています。
このため、一般投資家の方のように感情に任せて買い上がるという選択枝がありません。株価を眺めているだけではつまらないので、個別株の分析を試みました。
最も成績が良いのはKGCでABXやAUも悪くありません。一方、NEMやGGそしてGFIは成績がイマイチなようです。投資開始時期はほぼ同じにも関わらず、この差は一体何なのでしょうか?
まず、KGCは地政学的リスク、ABXは財務リスク、AUは地政学的リスクに加えて金鉱山の質に問題を抱えています。一方、NEMやGGは財務内容や地政学的リスクと無縁な優良企業です。
倒産の可能性が囁かれるGFIの株価が冴えないのは仕方無いですが、NEMやGGの株価上昇率が冴えないのは、最悪期においても相応に株式市場で評価されていたからだと思います。
このため、最悪期を脱して株価が上昇し始めても、もともと高い評価を受けているため、株価の上昇率が限定的になります。
一方のKGC・ABX・AUなどの”問題児”は、「じつは意外といいヤツなんだ!」と驚かれて評価がうなぎ上りとなります。このギャップが超長期逆張り投資家にとっての儲けのタネになるのです。
尚、私は基本的にbuy & holdなのですが、産金株に関しては購入価格の5倍程度から売却を開始して、最終売却価格のターゲットを購入時の10倍の株価に設定しています。
うまくいけば小さな収益1棟マンションをキャッシュで買えるぐらいの利益になる予定ですが、何年後になるか分かりませんし、採らぬ狸の皮算用となる可能性が高いと考えています(笑)。
★★ 医師のための金融資産形成術 ★★
資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。
勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。
1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術
①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。
一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。
今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。
築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。
私もABXの甘~い汁を吸っています。しかしGFIに関しては他の参金株と違い株価の上昇はイマイチ、経営事情も懸念し売却しようか検討中であります。
よければ教えてほしいのですが、管理人さんがGFIの倒産リスクにもかかわらず所有し続けているのはどうしてでしょうか?