最近、医師のキャリアパスについて考える機会がありました。
若手医師の指導をしているわけでもないのに、なぜいまさら医師のキャリアパスなのか?
実は、2016年5月に開催された医師のキャリア革命での講演がきっかけで、某出版社から書籍化のお声がけをいただきました。自分が書籍の著者になるとは思ってもいませんでした。
原稿作成開始が2016.6.18で、脱稿が2016.8.29でした。その間の約2か月はかなり忙しかったです。読書量はかなり多い方ですが、いかんせん著書の執筆作業の経験はありません。
上図は作成したファイルの一覧です。出版会社の担当者様から提示された10万文字という気の遠くなるような量の文章を、悲壮な思いで書き上げました。いやぁ~、本当に苦しい2か月でした。
最初の3万文字ぐらいで、先が見えなくてくじけそうになりました(笑)。あと、自分の国語力の無さに愕然としました。数学や英語も大事ですが、最も重要なのは国語であることを痛感しました。
この悲壮な(?)2か月間、不動産・旅館業・空室対策支援事業は自動運転化しているから問題無かったのですが、医師としての業務とBARの開業準備が非常に苦しかったです・・・
私の与太話はさておき、 書籍の中では医師のキャリアパスを考えました。内容的には「勤務医」「開業医」とは違う「医師としての自由をつかむための第3のキャリアパス」です。
そのネタ探しの過程で、周囲の医師のキャリアパスを観察していました。その結果、医師として成長するためには、ひとつの施設だけでは全くをもって不十分であるという結論に達しました。
新医師臨床研修制度の影響で、ブランド病院での研修を希望する若手医師が多いです。確かに急性期疾患のスキルアップに少しは役立ちそうですが、医療はそれだけではありません。
むしろ、急性期の後ろに広がる広大な(そして本当の意味での医療の本質に近い)領域を学ぶためには、全国から人が集まる大学病院やブランド病院ではほとんど学習機会がありません。
そして幅広いコミュニケーション能力の習得には場末病院での経験も必要です。清濁飲み合わせることができる医師になるには、様々な施設で実地で働くしかないでしょう。
大学病院やブランド病院のような本当に一部の上澄みの世界だけで一生を終える医師はごく少数です。仮に上澄みだけで終える医師であっても「濁」の部分も知っておく必要があります。
それには施設間の多様性に目を向けて、実地で学ぶことが重要だと思います。仮に「濁」の部分に接する機会がアルバイトであっても、それは医師の成長に貴重な経験となるはずです。










