市中病院で整形外科医をしていると、高率に遭遇するのが認知症患者さんです。
特に高齢の骨折患者さんは、認知症ではない人が珍しいと思うほどです。


周術期は認知症が増悪するため、病棟でのせん妄対策に悪戦苦闘します。市中の中~小規模病院では精神科や心療内科医師が居ないため、自分たちで何とかする必要があります。


このため、普段からせん妄対策の資料は集めておくと便利です。特に精神科や心療内科の先生と一緒に働くことができる大規模病院在籍時に資料を確保する努力を行うべきでしょう。



せん妄発生時アルゴリズム



上記は、とある病院のせん妄患者さん向けのフローチャートです。なかなかシンプルにまとまっているので重宝しています。注意点は患者さんの体重に合わせて用量調整することです。


また、精神・心療内科系の薬剤には新薬があるため、10年前の資料では役に立たないことが多いです。できるだけ2~3年以内の最新の資料を集めるようにしておきましょう。





★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。









姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。