私は大学受験の経験から、ひとつの分野を短期間にマスターする方法を体得しました。1~2ヵ月ほど集中的に時間を投入して、短期間で二流程度まで自分を引き上げる手法です。


家庭の事情から大学受験のチャンスは1年のみで、浪人は許されない状況でした。医師になる夢を叶えるためには、国公立大学医学部に現役合格することが必須条件でした。


このような苦しい状況で体得した学習法は、社会人になって投資家・事業家としてのキャリアをスタートさせるにあたり、非常に役に立ちました。今でも、常に何かの分野に注力しています。


2016年6月中旬からの2ヵ月間は、著書執筆に注力していました。原稿作成開始が2016.6.18で、脱稿が2016.8.29でした。原稿作成開始から脱稿までの軌跡はこちらでご紹介しています。


2か月ほどの短期決戦で本当に苦しかったのですが、著書執筆という珍しい経験をしたので、ご報告したいと思います。まず、医師にとって執筆業務はさほど珍しくないと思います。


何故なら医学雑誌に論文を投稿したり、医局に属していると部分的な医学書の執筆依頼や教授のゴーストライターを頼まれたりすることは日常茶飯事だからです。


このため、一般の方よりは著書執筆に近い立場に居ると言えます。ただ、実際に「ピン」で執筆する作業は、医学雑誌への論文投稿とは全く異なるモノでした。


まず、一般的な書籍は最低でも10万文字程度のボリュームが要求されます。10万文字と言ってもピンと来ないかもしれませんが、全くゼロから書き上げることはかなりキツイ量です。


いきなり10万文字もの意味や価値のある内容を書くことは非常に難しいのです。しかし、私の場合、4年半にわたって毎日ブログを更新しています。その数、約1700記事です。


これだけの数の文章を書いていると、それなりに自分の考えや知識は整理することになります。整形外科や資産形成関連については、自動的に膨大な量の知識を貯めているのです。


専業作家でないかぎり、ブログ無しでの著書執筆は難しいと思います。逆に言うと、2~3年ぐらいまともな内容のブログを毎日更新していると、著書執筆は可能ではないでしょうか。


商業出版したい方は、あるひとつの特定分野のブログを始めてみることをお勧めします。急がば回れで、毎日続けることで2~3年すると出版社から声が掛かるかもしれません。


ただし、商業出版と言えども、真に経済的な利益だけを考えると割りに合わない仕事です。ベストセラーになると話は別ですが、80%の書籍は初版の3000~5000部で消えていきます。


印税は10%前後が多いですが、この程度では自分の費やした時間と比べて割りに合いません。これを避けるにはゴーストライターという手段もあります。


知り合いの不動産投資家で著書を発刊した人が何人かいるので訊いたのですが、大手出版社ではゴーストライターが普通のようです。一般人が書いた本は面白くないとのことでした(苦笑)。


確かにかなりの国語力(というか面白い話を書く能力)が必要ですし、話のツボをうまくまとめるにはコツがあります。構成力や文章力の上手な人気ブロガーでもない限り難しそうです。


ピンで著書を書ききるのはかなりしんどいので、ゴーストライター羨ましいなと思いましたが、やはり「自分の作品」感は代えがたいモノです。自分で全て書き上げるのも悪くないと思います。


あと、ゴーストライターだと伝えたいことが上手く伝わらないため、内容の薄い書籍になりがちだそうです。おいおい自分の書籍で言うなよと思いましたが、確かにあまり面白くなかったな(笑)。


実際に著者と話をすると面白いですが、書籍はダメダメなモノが多いですね。やはりゴーストライラ―では内容の濃い書籍は難しいのかもしれません。


ここまで、つらつらと著書作成について述べてきましたが、そんなに割りに合わないのに何故オマエはそんな苦しい思いをしてまで著書を執筆したの? と思う方が多いでしょう。


その理由は、「宝くじを引きたかった」からです。経験の無いことに対しては、損得勘定抜きにしてでもトライしてみる。これが私の処世訓なのです。 
あと、ちょっとカッコいいかもという気持ちもあります(笑)




★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙