外来では日常的に膝関節注射を施行しています。
私の場合、待ち時間短縮のために、両膝であれば座位のままFT関節外側から刺入します。
両膝の関節注射では、消毒液の殺菌効果を高めるために両膝を同時に消毒しています。消毒液の殺菌能力が最大限発揮されるには、塗布後数分を要するからです。
さて、先日のことですが何気なく消毒しようとすると、イソジンではなくヒビテンが出てきました。ぼんやりしていたので、皮膚に塗布するまで気付きませんでした(苦笑)。
殺菌能力はイソジンと同等だから問題ないかと思いましたが、これが大きな間違いでした。最初の右膝の関節注射の際には特に問題ありませんでした。
しかし、左膝の関節注射をしようとして、はたと手が止まってしまいました。左膝のどこを消毒したのか分からなくなったのです・・・。
斜めから見てどこかにヒビテンの残像がないかなと探しましたが、はっきりと自信をもって、ココを消毒しました!という確証を持てないのです。
結局、もう一度イソジンで消毒しなおす羽目になってしまいました。ああっ、時間のロスです。関節注射の時には、色が付いているイソジンの方が便利であることを初めて認識しました。
些細なことですが、関節注射や手術の際にヒビテンではなくイソジンが頻用される理由がようやく分かった気がします。やはり、色って重要なのですね。
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コメント一覧 (4)
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- 2017年01月28日 07:50
- 仰せのとおりですね。私もヒビテンを関節注射の消毒に使用するということは考えてこともなかったです。あと、ヨードアレルギーは気にしてなかったので、今後は注意したいと思います。
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- 2017年02月09日 08:52
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いつも拝見しています。本も購入しました。非常に面白いです。私は毎回ヒビテン使用しています。上級医によると乾くまで待てるならイソジン使用し待てないならヒビテン使用しなさいとのことでした。その上級医は膝関節注射の際には毎回ヒビテン使用し、更にはその日の入浴も許可しています。夏の日に入浴できない辛さを理解しなさいとのことと、長年その方法でやってきて感染を起こしたことは一度もないとの根拠に基づいて行っているとのことでした。参考になれば幸いです。
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- 2017年02月10日 16:55
- コメントありがとうございます。仰せの通り、ヒビテンは即効性があっていいですね。また、私も入浴は許可しています。過去にブログ内で話題にしたこともあったのですが、正常な関節内は陰圧なので、針を抜いた瞬間に穴が塞がるそうです。ただ、関節水腫の場合には陰圧ではなさそうなので、当日入浴は許可していません。
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記事の通り消毒部位が分からなくなるので両側の注射ならイソジン一択ですが、片側の注射ならヒビテンもありかもしれませんね。
あと、ヨードアレルギーのためにヒビテンで消毒しなくてはいけない時、ホントに四肢の消毒は難しいですよね。