外来では日常的に膝関節注射を施行しています。
私の場合、待ち時間短縮のために、両膝であれば座位のままFT関節外側から刺入します。


両膝の関節注射では、消毒液の殺菌効果を高めるために両膝を同時に消毒しています。消毒液の殺菌能力が最大限発揮されるには、塗布後数分を要するからです。


さて、先日のことですが何気なく消毒しようとすると、イソジンではなくヒビテンが出てきました。ぼんやりしていたので、皮膚に塗布するまで気付きませんでした(苦笑)。


殺菌能力はイソジンと同等だから問題ないかと思いましたが、これが大きな間違いでした。最初の右膝の関節注射の際には特に問題ありませんでした。


しかし、左膝の関節注射をしようとして、はたと手が止まってしまいました。左膝のどこを消毒したのか分からなくなったのです・・・。


斜めから見てどこかにヒビテンの残像がないかなと探しましたが、はっきりと自信をもって、ココを消毒しました!という確証を持てないのです。


結局、もう一度イソジンで消毒しなおす羽目になってしまいました。ああっ、時間のロスです。関節注射の時には、色が付いているイソジンの方が便利であることを初めて認識しました。


些細なことですが、関節注射や手術の際にヒビテンではなくイソジンが頻用される理由がようやく分かった気がします。やはり、色って重要なのですね。




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