2017年4月時点で、私は5つのスモールビジネスを展開しています。そして、スモールビジネスでは「人」が重要であることが多いです。


独りだけで展開可能なビジネスもありますが、私の場合は5つ中4つのビジネスで、たくさんのパートナーの助力を得てビジネスを回している状況です。


そして、「人」がポイントのスモールビジネスにおいて、「困ったビジネスパートナー」を見極めることが重要です。今回は少し言いにくいことを書こうと思います。


尚、不動産投資は投資とビジネスの中間の位置付けなので、今回の話題から省きます。物件スペックが良ければ、「人」に大きな影響を受けにくいからです。


企業では、よく会社にいる人材を育てる作業が重視されますが、個人のスモールビジネスにおいては、そんな余裕はありません。困った人はパートナーにしないに限ります。


困ったビジネスパートナーの分類は下記のごとくです。本当に居るの?と思いがちなタイプの人ですが、表面的な付き合いでは分からないことが多い印象です。

  1.  納期を守れない人
  2.  性格は良いが、能力が不足している人
  3.  熱意の無い人
  4.  すぐに嘘をつく人


まず①ですが、納期を守れない人はビジネスにおいて致命的です。もちろん、納期を守れない理由があるのですが、真剣勝負のビジネスにおいて言い訳は通用しません。


例えば、自分が事故を起こしたり身内に不幸があったとしても、クライアントには何の関係もありません。事故や身内の不幸も、納期を守れない理由にはならないのです。


②ですが、いつもニコニコしている人当たりの良い人は、能力の欠如を覆い隠してしまいがちです。大事なことは結果であり、性格の良さではありません。


個人の能力に大きく依存するスモールビジネスにおいて、 能力不足は致命的です。友人としてなら好ましいのですが、真剣勝負のビジネスでは百害あって一利なしなのです。


基本的にスモールビジネスのオーナーは、オールラウンドプレヤーであることが求められます。営業・資金繰り・税務・ITスキル・会計知識を独りでカバーできて当たり前です。


これらの知識や経験がひとつでも欠けている人をビジネスパートナーにすることは、非常に大きなハンディを背負うことになります。


理想を言えば、最低でもひとつのビジネスを既に展開している人をビジネスパートナーに選ぶべきでしょう。ただ、実際問題として、医療業界ではなかなか人材を見つけ難いです。


③に関してですが、スモールビジネスでは少数のパートナーで事業を回していく必要があります。このため、パートナーの熱意が無いと、負担が全てこちらに寄せられます。


特にスタートアップの時期には、スモールビジネス内での序列をつけることが必須です。50:50の関係は、最悪な関係です。 ビジネスにはトップダウンの決断力が必要なのです。


しかし、この際にサブに回った人の熱意を維持することは難しいのが現実です。 そしてこれを放置すると、ビジネスが瓦解する危険性が出てきます・・・


④は意外にも身近に存在します。このパターンの問題点は、本人に嘘をついている自覚が欠如している場合が多いことです。自分の言っている嘘を真実と思っているのです。


目は嘘をついていないので、表面的な付き合いでは判断できないことが難しいのです。このタイプの人は、ビジネスパートナーよりもアルバイトに多い傾向にあります。


いろいろ、言いにくいことを書きましたが、スモールビジネスは不動産投資や金融資産投資とは全く異なります。「人」との付き合い方が最重要なのです。


ちなみに、過去に何度か痛い目にあった経験があるので、現在の私は、ここまでに挙げてきたような困った御仁とは、幸いにも無縁であることを付け加えておきます。


やはり、スモールビジネスを立ち上げるには、最高のパートナー達との協業が理想です。お金の面だけではなく、精神面でも素晴らしい体験ができますから!




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