2017.11.18号の週刊ダイヤモンドで興味深い特集がありました。
右派×左派です。その中で、メディアの右派×左派度マップ が秀逸でした。
私たちは世の中の出来事をメディアを通じて知ります。健全な市民社会の発展には情報の透明性は必要ですし、自分の立ち位置や将来への展望を描く上では正確な情報が必要です。
しかし、メディアは中立な立場の存在ではありません。むしろ各メディアは特色を出すために(?)かなりバランス感に欠けるニュースを配信します。
このため、ひとつのメディアに100%依存して情報を収集することは極めて危険な行為です。ちなみに私は産経新聞の家庭に育ちましたが、「中道」だと思っていました(笑)。
どのメディアがどの立ち位置なのか? を正確に知るのはなかなか難しいです。朝日新聞が左巻きで読売新聞は右巻きなのは分かりますが、それ以外のメディアはどうでしょうか?
上記はそんな疑問に答えてくれる素晴らしいマップです。第一印象として、事前に予想していたのとだいたい同じ立ち位置のようでした。
共同通信は地方紙に記事を配信する会社であると初めて知りましたが、共同通信が左寄りなので、全国の地方紙も左寄りとなる構図も納得です。
次はメディアです。こちらは、あまりなじみの無い出版社が並んでいます。そもそも、出版社に右派や左派という立ち位置の違いがあることを初めて知りました。
こうしてみると、結構な数の出版社がどちらかに偏っています。その中でダイヤモンド社が中道かつ権威小という自己評価であることが笑いを誘いました。結構謙虚なのですね。
Facebook、LINE、キュレーションアプリだけで情報収集しているのは論外ですが、今回のマップを念頭に左右万遍なく情報を収集することが肝要ではないかと感じました。