先日、オンラインサロンで、本ブログの患者申出療養制度の医療保険はコレ!という記事をお題にした話題において、興味深い気付きを得ました。許可を得た上で抜粋します。
私の場合ですが、一番下の子が成人するまで加入するとして20年間の保険総額が約120万円でした。 差額ベット代などは出ませんが、重粒子線などの先進医療はまかなわれるようです。
その一方で、この保険に入っていない場合にどのくらい費用がかかるか調べてみました。 月100万円の医療費が1年続いたとしても今の高額療養費制度と多数該当を利用して、最終的な自己負担は約200万円/年。月1億円だったら最終自己負担は500万円/年のようです。
40代で20年後までにがんになるのが9%、がんで亡くなるのが2%。 重粒子線も自己負担は今300万円位、効果があるがん種も限られています。 この先医療費が膨れ上がっていくなか、いつまで高額療養費制度が続くか不明ですが、ここまでの保険が必要か悩みました。
何も心配なくがん治療をするにはいい保険ですが、がんにならなければ保険料は無駄になるわけです。 保険なので無駄と考えるか安心料と考えるかは個人個人で違うと思いますが、先生方は他にどういう事を考慮して保険に加入されているのでしょうか?
非常に論理的な考察がなされています。調べるべきポイントも完璧で、コメントを拝読した私の感想は「この先生はすごいな!」でした。
現時点で知り得る知識では妥当性のある論理展開なのですが、私は何となく違和感を覚えました。その理由を考えてみると、前提条件が固定されていることに気付いたのです。
今回のケースでは、前提条件が20年間固定されています。もちろん、固定しなければ単純比較が難しくなるので、考察としては何ら問題はありません。
ただ、超長期シミュレーションは、先に行けば行くほど視界不良となるため、私はあまり重視していません。私は時間に対して「大いなる畏れの感情」を抱いているのです。
例えば、2006年の上場企業生涯賃金ランキングでは、不動産証券化で一世を風靡したパシフィック・ホールディングスが4億9000万円で8位にランキングされていました。
ところが、同社は2009年に破綻して、35年かけて得られる予定だった4億9000万円の生涯年収は夢と消えました。同年に6位だったダビンチアドバイザーズも似たような状況です。
一方、人口動態は超長期に渡って確実に予測できると言われていますが、少なくとも市町村レベルではあまりアテになりません。
2009年に整理回収機構(RCC)から遠隔地の土地を購入したのですが、決め手になったのはその土地が存在するエリアの人口動態でした。2035年でも人口増加を見込める!
しかし、2013年度版では、2030年には人口減少に転じていました。。。ええっ、人口動態って、鉄板の未来予測図ではないの??? 結局、その土地は売却しました。
このように、人口動態統計と言えども20年の超長期では相当曇った予測しか期待できません。このような経験から、私は超長期予測を元に、物事を判断することは避けています。
キャリア形成や資産形成も含めて、私は「波乗り」を心掛けています。つまり、超長期の予測に基づく行動ではなく、現在の状況下でのベストを尽くす行動を心掛けているのです。
金融資産投資では超長期逆張り投資を掲げているので、私は超長期予測を行っていると思われるフシがありますが、実はそういうわけではありません。
超長期予測はせずに、現時点でのベストを尽くす! こんな感じでも、長期的にみて結構いい線行くと思います。
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