現在、スリランカ旅行中なのですが、物価についての気付きがあったのでシェアさせていただきます。2016年現在の一人当たりの名目GDPは下記のごとくです。


  • スリランカ: 3,835.39 USD
  • 日本: 38,894.47 USD


おおむね、日本の一人当たりの名目GDPの1/10程度です。では、実際のスリランカでの肌感覚での物価水準はどうなのかというと、1/2~1/10程度です。


  • 交通機関: 1/10
  • 水: 1/2
  • 外食: 1/5~1/1


エビデンスレベルは低いのですが、一人当たりの名目GDPの差ほどには物価水準の差を感じません。スリランカ人の暮らしは楽ではないことが分かります。


更に、提供される商品やサービスの質は、圧倒的に日本の方が上です。質まで含めたトータルでの価格を考えると、上記の物価水準の差は更に縮まるものと考えます。


スリランカレベルの品質では、日本では全く歯が立ちません。日本国内で提供されている商品やサービスの質を考えると、日本とスリランカの物価水準は同レベルかもしれません。


スリランカの物価水準が高すぎるのか、日本の物価水準が安すぎるのか? 私の感覚では、後者の日本の物価が安すぎる方が真実ではないかと感じてます。


スリランカのみであれば、スリランカは物価水準が高いのだなと思いますが、他の東アジア諸国はどこも似たような感じです。


シンガポールや香港は当然としても、マレーシアレベルであっても、特にKLにおいては日本以上の物価の高さを感じています。


つまり、日本は失われた20年の間に恐ろしく物価の安い国になりました。質まで含めた商品やサービスを考えると、世界最低水準の物価だと思います。


近年のインバウンドの激増は、このことが原因と言って過言ではないでしょう。彼らが訪日する理由は、物価の安さなのです。観光資源が激増したからでは断じてありません。


これって、日本人にとっては幸せなことなのでしょうか? この場合、物価水準の低さの源泉は事業者の利益を削って捻出されていることがポイントです。


事業者の利益を削って商品やサービスの価格を下げているため、必然的に被雇用者の給与は抑制されます。現役世代の生活水準が低くなるのは、これが原因ですね。


一方、公務員や年金生活者は、商品やサービスの価格を下げの原資を提供していないので、相対的に有利な状況です。つまりフリーランチが発生しているのです。


この状況自体は、しばらく変化が無いと思うので、世代間の格差が拡大します。この状況が永続すれば、現役世代も最終的には恩恵にあずかれます。


しかし、日本にそこまでの体力が有るのか否かは、はなはだ疑問だと考えています。現役世代が、この状況を打破するのは容易ではなさそうです。







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