早いものでもう年の瀬です。
2018年の東京株式市場(大納会)も終了したので、今年を振り返ってみたいと思います。
日経225は10月2日に 27年ぶり高値となる 2万4270円をつけたものの、終わってみれば-12%で 7年振りに下落しました。
参考:
日本株への投資は、2014.12.17にウクライナ侵攻でセリングクライマックスとなったロシア株式指数・RTS連動型上投信 (1324)を75円で1000株購入してから一度もありません。
その際には結局1000株しか購入できず、実際に日本株の本格投資を行ったのは、2012.7月の電力株投資まで遡ります。実質的に最近6年間は、日本株に全く投資していません。
今年は世界的にほぼすべてのセクターの金融資産が下落しましたが、私のメインポートフォリオである J-REIT・電力株が強含みだったので、日本株は+318万円でした。
- 日本株 : +318万円
- 外 貨 : -354万円
- 外国株 : -603万円
- 任意組合: -140万円
- 日本株式配当: 349万円(税引き後)
- 外国株式配当: 115万円(税引き後)
しかし全体では-315万円でした。配当で下駄を履かせてもらいましたが、それが無ければ-779万円でした。全く投資活動していないので仕方ないですが・・・
単なる株式相場の振幅に過ぎないので何の感慨も湧きません。しかし、世界的に株価が下落している割には被害が少なかったことは意外でした。もちろん単なる偶然です。
2018年の金融資産投資の成果を検証しましたが、やはり、ボラティリティが高くて不安定であるという印象です。金融資産投資を資産形成の中心に据えることはとてもできません。
しかし、超長期逆張り投資を敢行して底値で拾った銘柄がメインの場合には、今年程度の下落では前年比マイナスではあるものの含み損を抱えることはありません。
唯一の問題点は、私のように 6 年以上購入するチャンスが無くても平然としていられるか否かです。普通は、機会損失しているのではないかという焦燥感との戦いとなります。
この焦燥感に打ち克ってチャンスの窓が開くまで待ち続けることができるのであれば、ほとんど金融資産投資で勝ったも同然です。
そうは言うものの、そろそろ 6 年間の沈黙を破って、日本株にも投資したいと願っています。日本株・外国株とも配当利回りが異常に上昇しているからです。
もちろん、この配当利回りの異常上昇は将来的な株価下落を暗示しているのですが、ディフェンシブなセクターであれば検討に値すると考えています。
いずれにせよ、私の感覚ではまだまだ購入できるレベルではないので、2019年はもっと株価が下落することを期待して筆を置きたいと思います。
★★ 医師のための金融資産形成術 ★★
資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。
勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。
1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術
①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。
一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。
今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。
築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。