MedPeer朝日ニュースで興味深い記事が流れていました。パキスタンで邦人4人移植 違法売買の腎臓使用か 1人重篤、東京の業者仲介 厚労省が対応検討へ です。


詳細は上記リンク先を参照いただきたいのですが、このニュースをみて厚労省(国)の不作為に対する怒りを覚えました。


たしかに、違法な臓器売買は問題ですが、そのような問題が発生する原因は、厚労省(国)の臓器移植ドナー確保の不作為が原因です。


このことに関しては多くの識者が指摘しているように、諸外国の例に見習って運転免許証の臓器移植意思表示欄のデフォルトを「希望する」にすれば事足ります。


もちろん、人権団体やプロ市民などがイチャモンをつけてくる可能性がありますが、そのような難癖を恐れて大義を成さないのはいかがなものかと思います。


患者の立場からすれば、厚労省(国)の不作為のために国内で臓器移植を受けられず、危険を冒して海外に行くハメになって重篤な状態になったのではたまったものではありません。


移植医療は、手術ももちろん重要ですが、それ以上に周術期管理が臓器移植の成否を左右します。国内で高度医療を受けるに越したことはありません。


臓器移植しなければいけなくなる可能性は誰にでもあります。国内でも臓器移植を広く受けることのできる体制を早急に整備して欲しいものです。






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