先週は金融市場が大荒れに荒れました。
24日のNY市場急落で幕をあけ、あれよあれよという間に全世界に下落が拡散です。
本体の新型コロナウイルス肺炎よりも拡散が速くて強力です。さてさて、株式市場は調整局面ですが、私の感覚ではまだ高値圏なので VTなどの指数投資は時期尚早と考えています。
では、静観しているのかというと全然そんなわけではなく、本格的な戦闘モードに入っています。投資対象は電力株です。屑株に投資ってバカ丸出しという声が聞こえてきそう...
北海道電力
2020年1月23日 1000株@505円
2020年1月27日 1000株@495円
2020年2月25日 1000株@500円
2020年2月28日 1000株@474円
四国電力
2020年2月25日 1000株@866円
2020年2月28日 1000株@815円
上記の合計が約 365万円で、まずは橋頭保を確保したという認識です。ここからこの 2銘柄を深堀していくか、もしくは九州電力>北陸電力>東北電力に横展開していきます。
私の投資戦略は、下記のごとくです。
- 破綻可能性の極めて低い
- ストック銘柄を
- 可能なかぎり安価に
- 最大限のユニット(株数)を収集する
基本的には Buy&Holdで、現時点の最長保有株は20年、全銘柄を平均しても10年以上の保有期間です。今週だけで時価評価額がサラリーマンの退職金レベル下落しました。
しかし、そんなことには一顧だにせず「ATM収集」に励んでいきます(笑)。投資戦略にキャピタルゲインが入っていないので、現金製造マシンが手に入ればラッキー的な感覚です。
ちなみに、私の真似をして電力株に投資しようと思っている方は、絶対に再考した方がよいと思います。その理由は下記のごとくです。
- 下落相場を経験した場数が違う
- 巨額の含み損への覚悟の仕方が違う
- 超長期で保有できない
私の場合、2001年の同時多発テロ、2002年の金融危機、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災という4つの修羅場を何とかくぐり抜けてきました。
また、時価評価が-3000万円とかになっても平常心でいれる人以外は、長い下落相場に耐えることができません。無理すると精神を病んでしまうことになります。これは本当です。
あと、Buy&Holdを徹底できる人はほとんどお目にかかったことはありません。多くの人は値下がりが続くと怖くなって損切りしたり、ちょっと上がると喜々として売却します。
私が得意とする超長期逆張り投資は勝率が高いものの、
- 豊富な投資経験があり
- 精神的にかなりタフな
人以外には決してお勧めできません。少しアタマのネジがユルイ人向けの投資戦略なので、賢明な先生方におかれましては決してマネをしないようにお願いいたします。
★★ 医師のための金融資産形成術 ★★
資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。
勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。
1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術
①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。
一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。
今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。
築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。
中部電力は先生どう思いますか?