先日、運動不足解消のために自転車で数十kmドライブしました。私は自転車通勤していますが、こんなに長い距離を走破したのは初めてです。
最初は快調にとばしていたのですが、途中から左膝関節の外側が痛くなってきました。休憩するとすぐに軽快するのですが、自転車をこぎ出すとすぐに痛くなります。
そのうち、膝を曲げて歩くのも困難なほど痛くなってきました。疼痛は膝関節外側なのですが、膝関節水腫はなさそうです。ロッキング症状もありません。
Gerdy結節ではなく、どうやら膝関節外側に圧痛がありそうです。しかし圧痛自体は強くなく、自動・他動運動とも膝関節を動かしたときに抜けるような強い痛みが出現します。
何なんだこの疼痛は??? 半月損傷ではないことは容易に分かりますが、ここまで強烈な痛みをきたす疾患を思いつきません。
膝関節外側の運動時痛...あっ、もしかして腸脛靭帯炎ではないのか? その観点で大腿骨外顆部を押さえるとかなり痛いです! やはり腸脛靭帯炎でした。
帰宅後に調べると、たしかに初心者が自転車でロングドライブすると腸脛靭帯炎を併発することが多いようです。
何とか診断をつけることができて面目(?)を保てましたが、正直言って腸脛靭帯炎がここまで痛いものだと思ってもいませんでした。
帰宅後に3時間ぐらいは寝返りを打つのも一苦労なぐらい痛かったです(苦笑)。腸脛靭帯炎はそんなに痛くないイメージですが、自分の身に起こると考え方が変わりました。
これだけ痛いから患者さんはわざわざ医療機関を受診するんだな...。何事も自分で経験することが大事なんですね。
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治療的テーピングの概要を学ぶことができます。
何度も腸脛靭帯炎(ランナー膝)やりました。
安静1か月で回復しますが、その間、走りたくてうずうずします。