先日、20歳台のきれいな女性が足部にできた「正座だこ
が痛いとのことで初診しました。イメージとしては下の図のような感じの患者さんで、和装で正座する仕事だそうです。


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足背の胼胝は比較的よくみかけますが、正直言って全く興味が無かったので今まで完全にスルーしていました。しかし「正座だこが痛い」とのことで受診されると診ざるを得ません。


診察すると、胼胝部に滑液包を形成しているようで胼胝下に浮動感がありました。発赤等は無いので感染ではないと思います。


しかし、そもそもなぜこのような部位に胼胝ができるのでしょうか? 改めてよく観察すると、正座だこができるのは距骨頭部のカドの部分が原因のようです。


足関節の側面像をみると、Chopart関節部で距骨頭部が背側に飛び出ている部分があります。その部位の直上に「正座だこ」が形成されるようです。


そもそも「正座だこ」という言葉自体を知りませんでしたが、そのスジでは有名な(?)たこだそうです。少しだけ勉強になりました。





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