先日、興味深いことを経験しました。
偶然なのですが、2名連続で右手背の腫脹・疼痛を主訴に若年女性が初診されたのです。


両者とも発症が3日前で身体所見も酷似していたので、一瞬ですが「何かの疾病が流行しているのか?」と疑心暗鬼になりました。もちろん、そんな疾病は存在しません
(笑)


さて、診断なのですが、それぞれの症例について推測してみました。症例①は20歳台だったので、伸筋腱炎もしくは
関節リウマチを疑いました。


血液生化学所見はCRPのみ軽度上昇です。単純X線像を施行すると診断は一発でした。示指MP関節の結晶性関節炎ですね。エコーではMP関節水腫を認めました。痛そう...。



22 - コピー




症例②なのですが、発赤度合が強かったので蜂窩織炎を疑いました。しかし、問診で毎日ビールを4缶(!)飲んでいることに気付いたので軌道修正です。そう、痛風発作ですね。


血液生化学所見はCRPのみ軽度上昇です。UA値は3.2mg/dLとかなり低値です。ますます痛風発作っぽいですね。


そんな感じで結果的には両方とも最初の診断予想を外しましたが、久しぶりに外来を楽しむことができました。臨床ってなかなか面白くて良いものですね。







★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


豊富な図や画像が提示されているため、ほとんどの骨折や脱臼に対応することが可能です