今週はかなりバタバタしていました。
先週末から、北海道での飲み会BBQ+プライベート旅行+営業回りをこなしています。


火曜日の夜遅くに帰宅したのですが、翌朝はアサイチで人工膝関節全置換術(TKA)がありました。体力的にちょっと限界かも...。


しかし、臨床医であるからには患者さんの手術を蔑ろにするわけにはいきません。私は、いくら手慣れた手術であっても、術前のイメージトレーニングを自分に課しています。


具体的には皮膚切開から閉創までをリアルに頭の中でイメージして、脳内で手術を行うのです。例えば TKAであれば、10分ほどかけて「1症例を執刀」します。


もちろん、脳内手術なので場所や時間の制約はありません。先日の症例では、空港からの帰りの電車の中で行いました。


そして当日アサに画像を確認して、再度脳内で手術を行います。この作業によって、どんなに忙しくて余裕の無いときでも、ほぼベストの状態で手術に臨むことが可能となります。


もちろん、才能のある人はこんなことをしなくてもハイパフォーマンスを維持できるでしょう。しかし、私のような凡人は、努力しなければ手術技術を維持できません。


ちなみに私が詳細な部分まで脳内手術が可能なのは、THAと TKAだけです。定型的手術だからこそ可能なのですが、脳内手術が可能になれば技術の維持は容易だと感じています。







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初学者がTKAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です