ようやく、新型コロナウイルス感染症の行政上の対応を見直す政令の改正が閣議決定されました。改正のポイントは下記の 2点です。

  1. 措置入院の対象を重症化リスクのある重症者、中等症者に絞り込み
  2. 疑似症患者の届出対象を入院患者のみに変更



周知のように新型コロナウイルス感染症は指定感染症であり、これまでは二類感染症相当の対応でした。今回の政令改正によって五類感染症に近い運用に変更されたことになります。


日本国内の新型コロナウイルス感染症の状況に即した政府の判断だと思われます。①は10月24日から、②は10月14日から施行されています。


①措置入院は、これまでも軽症者や無症状者は自宅や施設療養でしたが、原則は重症度に関係なく入院でした。これって自分が罹患した場合、かなりの縛りになってしまうんですね。


②の疑似症患者の届出も、心理的に厄介でした。公費負担でPCRを施行する場合には保健所に届けることになっていたので、入院中患者さんの迷う症例ではかなり逡巡したものです。


3~4月ごろの無茶苦茶な雰囲気はかなり改善されて、冷静に議論できるエビデンスがそろってきたのは喜ばしい傾向です。


現在私が危惧しているのは、緊急事態宣言前後のヒステリックなマスコミ・医療者・政府による 脅迫 偏向報道によって、国民がコロナ不感症になってしまったことです。


最近では、本日の新型コロナウイルス新規発生件数○○人等の報道を追っている人は少数派ではないでしょうか? 現状ではインフルエンザを超えるものではありません。


この事実を国民が知ってしまったため、冬にかけて新型コロナウイルス感染症が強毒した場合でも、「オオカミ少年」的感覚で聞く耳を持たなくなってしまった可能性があります。






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