連載させていただいている m3に興味深い記事がありました。【勤務形態・診療科別】医師の平均積立額とその目的は…です。


私自身はこの手のアンケートに回答したことはないのですが、結果をみるのはおもしろいです。さて、今回の調査で目を引いたのは下記の2点です。



【毎月の平均積立金額】

中央値・平均値とも参照しましたが、今回は離れ値が少ないことから、中央値でなく平均値を用いています、とのことです。


具体的な金額は、m3を参照いただきたいのですが、私の第一印象は「少なすぎる」でした。勤務医 vs 開業医の月々の積立額は 2倍の差がありますが、開業医でさえも過少です。


どうしてこの程度の金額しか積立できないのか最初は理解できませんでしたが、その理由のひとつとして対象が30~50歳台がメインだったことが挙げられるかもしれません。


この年代は子供の教育費やマイホーム取得で何かと出費のかさむ時期ではあります。しかし、理由が何であったとしても、資産形成のタネ銭収集のためには積立の増額が必要です。


私が躍起になって資産形成のタネ銭を集めたのは卒後10年ぐらいまでの間です。それ以降は資産からのキャッシュフローが相当大きくなったので、タネ銭集めもラクになりました。


卒後10年と言えば、一般的には子供の教育費はさほどかからず、住居費も収益マイホームにすれば支出を大幅に削減できます。


このあたりのライフサイクルを考えると、卒後10年間は積立金額を極限まで上げることが推奨されます。そして卒後10年間は、医師として研鑽する時期でもあります。


つまり、脇目もふらず仕事に没頭することで、自然とタネ銭が収集できる絶好の時期なのです。実際に私も卒後10年間は、3次救急の基幹病院で過労死寸前まで働いていました。



【貯蓄の目的】

こちらの調査結果にも驚きました。勤務医・開業医とも、堂々の第一位はナント「老後」です。60歳台以上なら理解できますが、20~40歳台で老後はないと思うのですが...。


2位以下は、子どもの教育資金、家族旅行、趣味、マイカー、マイホーム購入と続きます。留学資金や開業資金というのもありますが、いずれも少ないです。


おそらく、貯蓄目的の選択肢の影響もあるのでしょうが、投資資金(タネ銭)がほぼ皆無であることに衝撃を受けました。私にとっては、唯一無二の貯蓄理由はタネ銭です...。


とにかく雪だるまの核となるタネ銭を素早く集めて、ゴロゴロと雪だるまを転がしていくと、教育資金、家族旅行、趣味、マイカーまでなら、月々の CFで賄えるようになります。


貯蓄目的で投資資金という項目が無いこと自体に衝撃を受けました。しかし、統計学的外れ値なのは、案外私の方かもしれないと思い直しました。


普通は投資のタネ銭集めのために、貯蓄しないものなのでしょうか??? まぁ、他人の考えは私には無関係なのでどうでもいいことではありますが...。


ここまで、m3の少々ビミョーな調査結果の話題でしたが、皆さん本当はもっと堅実に生活しているのでしょうか???






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