今週は、NYダウがザラ場で 3万ドルの大台を超えました。
私が株式投資を開始した 2001年では、1万ドルでさえも成層圏ぐらいの感覚でした。


自分が生きている間に、NYダウが 3万ドル超えを達成するなど想像もしていなかったのですが、不思議とあまりインパクトを感じません。


それは、USDの通貨価値毀損が誰の目にも明らかになってきたため、株価上昇はかなり嵩上げされた評価であるという認識を抱いているからです。


一方、日本でも日経225がバブル崩壊後の最高値を更新し続けていますが、こちらは米国株と比較して上昇率が緩やかだと言わざるを得ません。


ドル円は20年ほどボックス圏内の往来なので、この間に両国間で起こったことは、そのまま国勢と国民の生活に大きな影響を及ぼしました。


  • 米国:通貨価値下落 → 所得・株価・物価が上昇 → 国民の富裕度を維持
  • 日本:通貨価値下落 → 所得・株価・物価横ばい → 国民の富裕度が下落


おおざっぱな傾向は上記のとおりです。米国内においても、実は中流層以下は富裕度を維持できていません。しかし、富裕層が劇的に富を増やしているので平均値は上昇しています。


一方、日本では、日本円の通貨価値が下落(購買能力減少)したにもかかわらず、所得が横ばいなので、相対的に貧困化しています。


ただし、物価が上昇していないのが救いとも捉えられますが、物価が上昇しないのは供給サイドの利益が過度に削られていることが原因です。


本来なら供給サイドが出した利益が社会を循環するはずなのですが、利益がほとんど無いため経済が回らないことが病根を大きくしています。


ここまではマクロの視点なのですが、私たちのようなちっぽけな一個人が生き残っていくにはどうすれば良いのでしょうか?


その対策は、米国・日本とも差はありません。端的に言うと「株や不動産を買え!」です。私は証券会社や不動産業者の回し者ではありませんのであしからず(笑)。


趨勢として通貨価値は下落していきます。歴史が始まって以来、価値が下落しなかった通貨は存在しません。したがって人生80年の間、富を現金で保管するのは危険な行為なのです。


現に米国でも株式を持たないミレニアム世代と豊富な金融資産を持つベビーブーマーとの格差が顕著になっていることが問題視されています。


株式や不動産を所有していないと、通貨価値下落に抗しきれずにどんどん貧困化していきます。株式投資をすることは「攻め」というよりも「守り」のニュアンスが強いのです。


日本においては株式投資をしていなくても、貧困化したことを実感しにくいのは何故でしょうか? それは皆が株式投資をしていないので、ほぼ全員が貧困化しているからです。


皆が等しく貧困化しているので、自分たちが貧しくなったことに気付きにくいという苦しい状況です。そして、自分たちが貧困化したことに気付くのは、外国人と接触したときです。


よく海外旅行する人や、日本国内の都心部や観光地に住んでいる人は肌感覚で分かると思いますが、欧米人は言うに及ばず沿岸部の中国人や台湾・韓国人の方が購買力があります。


そして30年前には日本と 5~10倍程度の物価差があった東南アジアですが、今では等価~少しだけ安いかな?程度の感覚です。


タイやベトナムに行っても日本とほぼ同じ物価感覚なので便利ですが、現地でお金を使う度に没落してしまった(?)哀愁を感じます...。


1990年台の購買力を維持するなら、1ドル 50円ぐらいでトントンなのでしょうが、国力低下が著しいので望むべくもありません。


私たち個人がこのような貧困化に対抗するには、株式や不動産を所有するしか方法は無いと思います。ちなみに、USDをはじめとする外貨を所有しても何の対策にもなりません。


このような話題になると、手っ取り早く外貨に換えようという話になりますが、それは愚の骨頂なので止めておきましょう。外貨のその先にある株式や不動産を目指すべきなのです。






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