現在注力中のビジネスは完全リモートワークで、クラウドサービスをフルに利用した形態です。必然的に電子媒体となりますが、社内で著作権についての議論がありました。


それは医学文献の著作権問題です。私たちはあまり深く考えずに、日常的に文献のコピーをとっています。しかし、厳密にはその行為は著作権違反に該当する可能性があります。


違法なコピーとは 著作権法は、違法なコピーを禁じています。すなわち、個人または家庭内などで使うために自ら複写する場合(著作権法第30条)、図書館において調査研究等のため一部分を複写する場合(著作権法第31条)等のごく限られた範囲以外は、すべて著作権者の許諾を得なければなりません。



上記は、一般社団法人日本医書出版協会のホームページからの抜粋です。これによると、個人利用以外は、すべて違法となるようです。


個人利用の定義がイマイチよく分かりませんが、同ホームページのFAQを見る限り、組織に所属して対外的に発表する場合には「個人利用」とはみなされない可能性が高そうです。


Q: 業務に関する複製でも、個人的に利用するのであれば、許諾は必要ないですよね?
A: いいえ。業務に関する複製であれば、その目的は個人的な使用とは言えませんので、許諾を得る必要があります。こちらの判例をご確認ください。 昭和52年7月22日 東京地方裁判所(事件番号:昭和48(ワ)2198)



この場合は、出版者著作権管理機構(J-COPY)に都度問い合わせしなければならなりません。しかも、J-COPYでは判断できないことも多く、出版者に問い合わせとなります。


う~ん、現実問題として実践している人は居るのでしょうか...。しかし、法律でそう決まっている以上、赤信号皆で渡れば怖くない、ではいけませんね...。






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