先日、知人のお子さんが医学部を受験されるとのことで、河合塾の大学入学共通テスト関連の資料を見せてもらう機会がありました。


現役医師のアドバイスが欲しいとのことで、イロモノ医師の私としては少々苦笑しましたが、先輩として医学部選びの意見を述べてみました。


ざっと、現在の医学部受験の資料を拝見しましたが、私の時とはずいぶん様相が変わっていて驚きました。それは医学部難易度の激変です。


今回は大学入学共通テストの資料だったので国公立医学部のみの考察ですが、20~30年ほど前と比較して下記のような変化がありました。


  • 首都圏と関西圏の医学部の難易度が増している
  • 上記以外のエリアは易化している
  • 旧帝国大学や旧六医大と、それ以外の医学部の差が縮小している


上記はすべてリンクしているのですが、医学部の歴史よりも立地によって難易度が決まるようです。九州大学や名古屋大学と、首都圏・関西圏都市部の医学部の偏差値が同じでした。


私の時代には、旧帝国大学や旧六医大は見上げるような存在感でしたが、今では立地が重要のようです。たしかに実臨床でも首都圏の先進性は目を見張るものがあります。


あれだけの数の医学部が狭いエリアで切磋琢磨しており、東京大学でさえ図抜けた存在ではないという環境下で、患者数自体が圧倒的に多いため臨床のレベルも向上するのでしょう。


さて、ここで医学部選びのアドバイスをすることにしました。当時の私は下記の3つの基準で医学部を選択しました。


  1. 現役で確実に合格できる
  2. できるだけ人口の多いエリアに立地
  3. ジッツが多い


①に関しては、卒後2年目で実家が破綻して自宅が競売にかけられたという事実が示すように、現役で確実に合格はマストでした。この条件の下で②③を選択するという状況です。


少し変わった選択基準だと思いますが、振り返ってみると①②は特に良い選択基準だったと思います。医師になって感じたのは出身大学の差は思ったほど大きくないということです。


そうであれば、上位校を目指して浪人するよりは、私のように確実に現役で合格できる医学部を選択するのもアリだと思います。


②に関しては、特に資産形成で大きな影響を与えました。その要因は不動産です。偶然にも地価高騰の激しいエリアに立地した医学部だったので時代の波に乗れました。


当時は単に楽しい大学生活を送りたい一心でした(笑)。不動産市況が停滞したエリアだったら、違う人生を送ったかもしれないので、人生何が幸いするか分からないものです。


今では若手医師の流動性はもっとダイナミックなので、①の重要性が更に増しているのではないでしょうか。もし自分の子供へのアドバイスであればそのように言うと思います。







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