ケアネットで興味深い論文が紹介されていました。
五十肩、短期的に最も有効な治療法は? です。


五十肩(肩関節周囲炎)に対するさまざまな治療の有効性について、英国・グラスゴー大学のDimitris Challoumas氏らが65研究のメタ解析を行った結果、関節内ステロイド注射が他の治療(外科的治療を除く)と比べて短期での有用性が高く、その優位性は6ヵ月継続することがわかった。この結果から著者らは、最初に関節内ステロイド注射が行われるべきとしている。



整形外科医的には当たり前な結果です。しかし、今回もシステマティックレビューで、nの暴力が遺憾なく発揮されています。このフレーズ大好きです(笑)。


さて本題に戻りますが、著者は最初に関節内ステロイド注射を推奨しています。私も初回はステロイド注射ですが、たしかに初回にステロイドを入れると除痛に弾みがつきます。


今回の研究では、整形外科医であれば誰でも感じている常識の正当性が証明されたわけですが、それよりも「nの暴力」で JAMAにも届くという事実が大変勉強になりました...。






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