最近、高ナトリウム血症をきたした症例を連続して経験しました。原因はよくわかりませんが、おそらく脱水を契機に併発したものと考えています。


そのうちの 1症例は、169mEq/lもありびっくりしました...。おそらく意識障害があるのでしょうが、高度のせん妄に対する心療内科的治療のために判断がつきません。


担当のベテランの美人看護師さんが「ここ数日活気が無い」「血圧がやや低め」と伝えてくれたおかげ精査することになりました。さすがです...。


ご存知のように、高ナトリウム血症を放置すると昏睡から死に至ります。脱水がベースの高ナトリウム血症は補液で治療しますが、補液の種類には注意が必要です。


脱水症状が前面に出ている場合には 1号輸液から開始しますが、そうでない場合には 5%ブドウ糖液を投与します。患者さんの状態をみながらですが、500ml/日ペースが一般的です。


血液中のナトリウム濃度を急速に下げると、急激な浮腫と脱髄によって重度の脳損傷を引き起こす危険性があるため、
ナトリウム濃度はゆっくりと補正していきます。


幸い、大きな問題なく高ナトリウム血症を補正できましたが、心療内科で本格的に鎮静されている患者さんは、注意が必要であることを痛感しました。






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