またまた足関節関係の話題です。
先日、三角靭帯損傷がらみで痛い目にあったので、周辺領域を少し勉強してみました。


するとタイムリーなことに、Monthly Book Orthopaedics 2020/12月 足関節果部骨折にともなうシンデスモーシス損傷を考える という特集がありました。


2ヵ月も本棚に放置していたようです...。気を取り直して読み込んでみました。シンデスモーシスとは、脛腓靭帯結合(syndesmosis)のことです。この領域がアツイのですね。


シンデスモーシス損傷診断のキモは、骨折内固定後に実施する術中麻酔下のストレス検査です。術前評価で損傷有無は分かりますが、不安定か否かまでは判断できません。


帝京大学の松井健太郎先生よると、ストレスをかける方法として下記があるそうです。

  • 足関節に背屈外旋外力を加える外旋ストレステスト
  • 腓骨にフックや鉗子をかけ、外側に牽引する外側牽引テスト
  • 踵を外側に移動させる外力をかけて腓骨を外側偏位させるCottonテスト



外側牽引テスト(フックテスト)は知っていましたが、ほとんど実施していませんでした。これからは上記ストレステストを行い、シンデスモーシス損傷を確認しようと思います。






★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


整形外科医なら誰もが所有している骨折治療のバイブルです。豊富な図や画像が提示されており、骨折手術におけるAOの考え方や基本原則を学べます。