2021年5月12日(水)の東証前場で、ある異変が起こっていることに気付きました。その異変とは、ウォッチしている銘柄のいくつかが、前日比 10%程度急落していたのです。


初めに気付いたのは中国電力(9504)でした。値動きの安定している電力会社で 10%もの急落はかなり珍しいです。しかも中部電力と並んで高値を維持している中国電力が、です。



中国電力 - コピー



調べてみると、急落の原因は日本時間の12日早朝に発表された MSCIの定期入れ替えでした。今回の見直しでは 29銘柄が除外され、5月27日の取引終了後に入れ替えされます。


MSCIとは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルが算出する指数で、先進国と新興国の大型株、中型株から構成されます。


この指数は機関投資家や投資信託のベンチマークとして採用されており、採用銘柄は機関投資家や投資信託の投資対象となります。その他の 28銘柄の多くも急落していました。



イオンモール - コピー

イオンモール(8905)



アルフレッサ - コピー

アルフレッサ(2784)



京都銀行

京都銀行(8369)



アマダ - コピー

アマダ(6113)



エア・ウォーター - コピー

エア・ウォーター(4088)



京阪 - コピー

京阪HD(9045)



銘柄によっては軽度の下落に留まったものもありましたが、大部分は急落したままあまり戻っていません。これほどまでに MSCIに採用されることは株価に影響があるようです。


さて、MSCIの影響力の強さは私たちにひとつの示唆を与えてくれます。それはインデックス(指数)への投資がかなり割高な可能性が高いということです。


端的に言うと、本来の価値よりも10%程度割高になった銘柄を掴まされていることになります。株式投資家界隈では、いまだに VTなどのインデックスが推奨されることが多いです。


しかしその実態は、10%程度割高になった銘柄を嵌め込まれたETFや投資信託を買っていることになるのです。信託報酬が 0.08%でも、10%も割高に買っていたら話になりません。


私自身、資産形成マニュアルでやる気の無い方には推奨していますが、VTなどのインデックス(指数)への投資は割高なので効率が悪いことは知っておく必要があるでしょう。






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