オペレーティングリースってご存知でしょうか? 航空会社や海運会社に航空機、船舶などを貸与する取引で、日本では節税目的で組成されることが多いです。


私はいくつか法人を所有していますが、納税でかなり苦しんでいるため、節税対策は喫緊の課題です。一方、プラチナフェニックスにような全損型保険商品はすでに存在しません。


このため必然的にオペレーションリースに目を向けることになります。でもオペレーションリースってこわいイメージですね。節税のために航空機を買うとか怪しすぎます(笑)。


オペレーションリースのスキームは下記のごとくです。

  1. 投資家(法人)からの出資金+銀行融資で物件(航空機・船舶・コンテナ)を購入
  2. 投資家(法人)は損金=投資損失として計上する → 節税効果
  3. その物件を航空会社や海運会社へ貸し出し → リース料を得る
  4. リース期間満了時にリース先もしくは再販市場にて物件を売却
  5. 売却益(+リース料)を投資家に分配


オペレーションリースのメリットは、初年度に大きな損金を計上できることに尽きます。案件によって異なりますが、初年度にナント 50~80%もの損金計上が可能です。


一方、懸念点は下記のごとくです。
  • リース期間満了時まで中途解約は出来ない(期間は4年~10年前後)
  • 為替リスク(米ドル建て)円高になった場合には円換算では資産が減少
  • 元本保証ではない

 
投資ではなく「事業
なので、当然元本保証はありません。物件リース先の航空会社等が倒産すると、出資金が満額返却されない事態も想定されます。


このあたりはの感覚は、普段から投資や事業を実践しているので特に違和感は無いのですが、問題はそのボリューム感です。


最低 1000万円からで、5000万円からの案件がボリュームゾーンです。これぐらいのキャッシュが無い法人は、そもそもオペレーションリースで節税を考える必要はないのでしょう。


素人レベルでは「うっ」とくる金額ですが、引き合いは非常に強く、良い案件が出ると争奪戦となるようです。ニッポンには儲かっている法人が多いのでしょう。


あと、期間限定ではありますが、航空会社はコロナ禍で倒産するリスクも高い時期です。一方、船舶は空前の好況なので、航空機のオペレーションリースはリスキーですね。


リース先の航空会社や船舶会社の財務内容、規模、安全性の調査は必須で、やはり NYSE、ロンドン証券取引所、ドイツ取引所の上場企業であることが必要ではないでしょうか。


オペレーションリースは初めてなので、先日に担当者から説明を受けました。まさか自分が真剣に検討することになろうとは...。まだ航空機オーナーになるとか想像できません。


周囲でオペレーションリースをやっているという話はほとんど聞かないので、案件の優良さや投資金額のボリューム感の判断が難しいです。慎重に投資是非を判断したいと思います。






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