先日、お勤め先の病院でコロナワクチン接種から手術までの待機期間について、院内取り決めをすることになりました。
この件に関しては、私の中では 5月の連休明けに検討済みです。自分の中では結論を出していたので今更感がありましたが、たしかに病院組織全体として決める必要はありそうです。
科の責任者とのことで委員会提出用の資料をまとめましたが、単にネットで出回っている資料だけでは面白くないので、実際の全国の状況を調査することにしました。
ザクっと全国の基幹病院勤務の知人にお伺いしてみると、興味深い傾向がありました。日本麻酔科学会のアナウンスがベースと予想したのですが、どうもそうではないのです。
- 首都圏の医療機関はワクチン接種後 1週間が多い
- それ以外のエリアは2週間が主流
中には3週間という医療機関もあったので驚きましたが、自前の感染症科や大規模な麻酔科のある医療機関は期間が短い傾向にありました。
首都圏の医療機関が1週間と短い傾向にあるのは、競争が激しく人口も多いため、悠長に2週間も待つのではなく実務的に副反応がほぼ消失する期間に設定しているのかもしれません。
まぁ、いずれにせよエビデンスの無い話なので、真剣に検討しても正解はありません。このため、周囲の医療機関から極端に外れない程度で決めるのが無難かなと思いました。
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