米国株式市場では指数自体は高値圏を維持しているものの、その内訳をみると大きな変化が観察できます。それはグロース株の復権とバリュー株の退潮です。
相対的に日本株はバリュー株の比率が高いため、日本株の指数は軟調な展開です。私が主に取り組んでいる電力株と地銀株も、例に漏れず下値を試す展開です。
この1ヵ月で 2000万円ほど時価評価が下がりましたが、それ自体は過去最高点からの下落なのであまり気になりません。それよりもこの情勢下でのアクションについて検討中です。
私の株式投資戦略は超長期逆張り投資なので、下落局面で大底に向かって買い下がっていくスタイルです。なぜ買い下がっていくのか?
それは限られた資金で「配当を得る権利」をできるだけたくさん収集するためです。売却することは滅多に無く基本的には永久保有意向なので、含み益は問題ではありません。
それよりもいかに「たくさんの」配当を得る権利を収集するのかに神経を集中しています。このため、下落局面で狼狽する一般投資家と異なり私は喜々とします。
それは負け惜しみではないのか?と言われそうですが、心の底から「配当を得る権利」をできるだけたくさん収集するという投資戦略を遵守しているため狼狽する要素がありません。
これは株式優待目的で株式投資している人にも通じるところがあります。もちろん、いくら株主優待目的で投資をしている人でも大きな含み損になれば平静では居られないでしょう。
株価が下落するということは業績悪化の前兆であることも多いので、そうなると必然的に株主優待から手を付けられることになるので、平静では居られない気持ちは理解できます。
一方、私のような配当狙いの投資家にとっても業績悪化は短期目線では脅威になります。株主優待ほどではないですが、配当も業績悪化によって削られるリスクが高まるからです。
しかし、インフラ系の企業や経済に深く組み込まれている業界では破綻することは想定されず、数年スパンでみると配当が復活することが多いです。
減配時期に大量に仕込んだ銘柄が次の時期のメシの種になる...。私はこのパターンを20年以上続けて現在のポートフォリオを構築しました。
私は不動産投資家でもあるので資金需要を株式投資だけに絞るわけにはいきません。たびたび両面展開を強いられて苦しい時期がありますが仕方ないと割り切っています。
株式と不動産の間で資金を循環させながら、可能なかぎりたくさんのインカムゲインを得るために日々奮闘しています。
流動性が低くタマの少ない不動産投資では下落する市況で買い下がるという概念を描きがたいですが、株式投資では20年間この信念を貫いてきました。
少なくとも株式投資では「配当を得る権利」をできるだけたくさん収集するために超長期にわたって逆張り戦略を敢行することに、ひとつの勝ち筋はあると思います。
売却によるキャピタルゲイン狙いが株式投資の王道ですが、人の行く裏に道あり花の山という投資格言のとおりインカムゲインに注力する投資戦略もアリだと思います。
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